HOME > 報道資料 > 2005年11月15日
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警備会社のエスピトーム(静岡市、糟谷泉社長)は、一般消費者向け防犯・防災市場の開拓に乗り出す。防犯商品を集めた専門ショップを県内に出店するほか、インターネット販売も始める。不動産会社を代理店にして防犯システムを賃貸住宅の入居者に販売するなど、地場警備会社としては珍しい個人市場を開拓することで、大手警備会社の事業展開に対抗する。
事業はこのほど設立した子会社、トータルセキュリティSP(同、塩澤孝太郎社長)が手掛ける。十五日に静岡市内に警報機や非常食などを集めた「SPスポット」をオープンし、来年から浜松や沼津などの県内八カ所のエストーム営業所所在地にも出店する。二百点程度の商品を扱い、補助錠の取り付けなど出張サービスも請け負う。
出店に合わせて、ネット販売も始める。楽天など仮想商店街(モール)には出店せず、バナー広告などで認知度を高める。当面、七十品目ほどからスタートし、今後は実際に商品を使った場面を撮影し、動画配信するなど使い勝手を高める。
来年一月からはネットで各地の地場警備会社の見積もりを取れるサービスも始める。一般消費者がセキュリティを依頼する場合、現状では知名度の高い大手に注文が集注する。トータルセュリティSPは各地の地場警備会社百−二百社に呼びかけ、ネット上で受注を獲得して手数料を得る。
店舗とネットの販売に加え、近く不動産会社を代理店にエスピトームのホームセキュリティサービスの注文を受ける事業も始める。賃貸住宅向けに工事不要のシステムを紹介、大手とは違う市場を開拓。塩澤社長は「直接消費者に情報発信することで新市場を開拓したい」と初年度一億円の売上げを目指す。
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2007.12.20