東海大震災の脅威 |
<<東海大震災の脅威>>
周知の通り前々から東海地方は東海大震災が取りただされている。
よってここで東海大震災を最悪の状況下で予想したいと思う。
<東海大震災の規模>
関東・東海・東南海・南海地震が連動したと仮定して地震出力はM8.0〜9.0と推測、最大700Km程度の活断層が崩壊する。
(東日本大震災より2割大きい規模)特に活断層が海岸から近い静岡県・愛知県はほぼ全域で震度6弱〜6強。
静岡県西部〜愛知県東部は7が予想できる。
<東海大震災の範囲>
震源域として想定されるのは伊豆半島の相模断層〜駿河湾〜御前崎沖〜高知沖〜
室戸半島沖まで連なる東海トラフとよばれるAA級の活断層。
M8クラスの地震が100年間隔で発生する。
よって被災区域は関東南部〜高知県までの太平洋沿岸が推測できる。
<大震災の発生とその直後>
非常に広範囲での被害が予想されるから場所によって被害予測が異なる。
被災地域全域で
・大規模停電・断水・ガス遮断・電話回線のマヒ。
・各所で火災・交通機関の遮断・事故
<津波の発生>
M6.0以上の地震で海底断層が上下移動したときに発生する可能性がある。
(だから必ずという訳ではないが油断しない事)
大津波の場合は引潮が観測される事が多いが地形によっては引潮が起きない。
陸地に近づくと巨大化する。
<静岡県の被害予測>・・・(県の防災予測よりやや厳し目の予測)
全県下で震度6弱〜7になるが耐震規格が他県より非常に厳しいのでまず家屋の倒壊は楽観視できるレベルと推測。
都市部で大火災さえ起きなければ地震そのものの被害は比較的軽いだろう。
(間違いなく神奈川県・愛知県の方が大被害を受ける)
・しかし沼津市浮島/静岡市用宗/浜松市の弁天島は10分ほどで波高10〜12m
の大津波と液状化現象。
・静岡市久能の海岸線と御前崎周辺も海抜が無いので大津波の危険。
・静岡市は各所で液状化。駿河区の東名高速より海岸側は津波で全域2〜5m程度は冠水する。
(自動車が流されるかどうかギリギリ)
他にも崖崩れで孤立集落が多数発生するだろうし国道1号と東名高速は無力化する(第2東名だけが頼り)。
伊豆半島は5〜12m超の津波で海岸なら1〜2階部は確実に水没する。
特に土肥町は震源域から10Km程しか離れていないので5分程度しか避難時間がない。
(震源が極端に近いので大津波の前兆の引潮が無いと推測)
潮流の地形上、入江の低地は特に津波が遡上し易く危険である。
過去の事例を見ている限り何回かに分かれて打ち寄せ渦を巻くと思う。
<大地震発生時の避難>
沼津・伊豆ではのんびり避難する時間はない。ガス栓・電源ブレーカーをすぐに落としてすぐ側の高台か3階以上のコンクリート建築に避難する。
(普段から家や仕事場の近くの避難先を検討しておく)
火災さえ無ければそのまま最低1時間は動かないで防災ラジオを聴く。
自動車に乗っているならとにかく3階以上のコンクリート建築を見つけたら 路肩に寄せて直ぐに駆け上る。
間違ってもそのまま走って逃げ切ろうなどと思わない様に。
<防災の用意・集落や町内会>
東海大震災は非常に広範囲でなかなか救援の手が回って来ない(他県の方が大打撃を受けているから)最低でも2週間はまともに救援が来ないと考えたい。
特に水道・井戸が使えなくなる。
山沿いに複数共同備蓄を用意しておきたい。
・発電機と燃料(ディーゼルの方が安全)
・米や味噌の備蓄
・水と防災用浄水器
・大釜/大ヤカン/寸胴
・工具/大工道具
・パンクしない防災自転車+リアカー
・医薬品
・ゴムホース
・たくさんあれば色々使えるブルーシート/毛布/ガムテープ/ゴミ袋
<防災の用意・個人>
とりあえず数日を切りぬける程度の水・食料・薬と半月分程度の持病薬が欲しい。
何個かコンパクトに作って置いて職場・車や玄関や2階に置いておく。