新型インフルエンザとは、元々はヒト-ヒト間の感染力を持たなかったインフルエンザウイルスが、新しくヒト−ヒト間でも伝染できる能力を持ったものを言います。
今現在、流行しているものはA型・H1N1亜型という種類の型のウイルスです。このウイルスは2009年4月にメキシコで流行が確認されました。そして6月、WHO(世界保健機構)がパンデミック(世界的流行病)であると宣言をして、警戒水準をフェーズ6に引き上げました。フェーズ6とは、地球規模の流行が起きていることを示すそうです。
もともと、新型インフルエンザは豚-豚間で流行していました。それが何らかの形で豚−ヒト間に感染し、そこからヒト−ヒト間へ感染するようになりました。症状としては、急な発熱、せき、のどの痛み、頭痛などがあり、持病がある人、65歳以上の人、5歳以下の子供、妊娠中の女性が特に重症化しやすいといわれています。
インフルエンザウイルスは唾液や鼻水などの飛沫から感染します。ウイルスの付いた手や飛沫などが触れた場所を、他の人が触ることにより、更に感染が広がります。感染を防ぐには、手洗い、うがいのほかに身の回りの物や手などの消毒が必要となってきます。