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サクマドロップス

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緑缶と赤缶

お菓子屋さん、スーパー、コンビニ等でよく見かける「サクマドロップス」。
古くから親しまれ、必ず1度は食べたことがあると思います。
さて、皆さんは「サクマドロップス」と聞くと、緑の缶と赤色の缶、どちらを思い浮かべますか?
「火垂るの墓」の印象が強ければ、赤色の缶を思い浮かべるかもしれません。
実は、緑の缶は「サクマドロップス」、赤色の缶は「サクマ式ドロップス」といって、別々の会社が作っているんです。
皆さん知っていましたか?
「サクマドロップス」はサクマ製菓さん、「サクマ式ドロップス」は佐久間製菓さんの商品なんです。
正確な詳しい経緯はわからなかったのですが、Wikipedia(サクマ式ドロップス)によると、元々戦前までは1つの会社だったらしいのですが、戦争中に砂糖などの不足から一度解散。
そして戦後に社長の息子と番頭がそれぞれ会社を興してしまい、2つの「サクマ製菓」が存在することに。
裁判の結果、会社名は社長の息子が引き継ぎ、商品名は番頭が引き継ぎ、今のかたちになったそうです。
今回はサクマドロップスの緑缶と非常災害用、そしてサクマ式ドロップスの赤缶を食べ比べてみました。


1.左から『赤缶』、『非常災害用』
2.『緑缶』、『白缶』になります。
成分表をみてみます
サクマドロップス『緑缶』
原材料名
砂糖、 水飴、 濃縮果汁(いちご、レモン、オレンジ、パイン、りんご、メロン、すもも)、 酸味料、 香料、 着色料(紫コーン色素、パプリカ色素、カロチン、紅麹、クチナシ、紅花黄)

栄養成分表示
(各味1粒標準3.1gあたり)
内容量:130g
エネルギー:12Kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:3.0g
ナトリウム:0mg
サクマドロップス『白缶』
原材料名
砂糖、水飴、濃縮果汁(いちご、レモン、オレンジ、パイン、りんご、メロン、すもも)、酸味料、香料(オレンジを含む)、着色料(紫コーン色素、パプリカ色素、カロチン、紅麹、クチナシ、紅花黄)
栄養成分表示
(100gあたり)
内容量:85g
エネルギー:391Kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:98.0g
ナトリウム:0mg
サクマドロップス『非常災害用』
原材料名
砂糖、水飴、濃縮果汁(イチゴ、レモン、オレンジ、パイン、リンゴ、メロン、スモモ)、酸味料、香料、着色料(紫コーン色素、パプリカ色素、カロチン、紅麹、クチナシ、紅花黄)
栄養成分表示
(100gあたり)
内容量:140g
エネルギー:391Kcal
たんぱく質:0g
脂質:0g
炭水化物:98.0g
ナトリウム:0mg
サクマ式ドロップス『赤缶』
原材料名
砂糖、水飴、果汁(りんご、オレンジ、ぶどう、いちご、レモン、パイナップル)、カカオマス、酸味料、香料、着色料(アントシアニン、クチナシ、紅麹、パプリカ色素)
栄養成分表示
(100gあたり)
内容量:85g
エネルギー:391Kcal
たんぱく質:0.1g
脂質:0.3g
炭水化物:97.0g
ナトリウム:2.0mg

サクマドロップスとサクマ式ドロップスに若干違いがありますが、サクマドロップス同士だと変化はありません。
サクマドロップスの味はイチゴ、レモン、オレンジ、パイン、メロン、ハッカ、リンゴ、スモモ。
サクマ式ドロップスの味はリンゴとすももの代わりにブドウ、チョコとなっていて、味の種類によって原材料が少し変わってくるようです。

開封してみました

まずは非常災害用を開けてみます。
ヘラがついていてとっても開けやすいです。
(現在販売しているものには残念ながら、ヘラは付いていません)
長期間保存可能なので白い粉がたくさんまぶしてあると想像していたのですが、いたって普通。
次に緑缶を開けてみようとしたところ、硬くて開かない。
仕方なく非常災害用のヘラを使って開けました。
空けた瞬間、甘いにおいがしてきました。
災害備蓄用と嗅ぎ比べると良くわかります。
白缶もへらを使って開けましたが、緑缶のような甘そうなにおいはあまりしませんでした。
最後に赤缶をやっぱりヘラを使って開けました。
においはあまりしませんでしたが、サクマドロップスより粉がたくさんまぶしてありました。






3.ヘラで開けています
4.緑缶の中身
5非常災害用の中身.
6.白缶の中身
7.赤缶の中身
早速食べてみます

緑缶は飴自体もとっても甘くて美味しかったです。非常災害用に比べると、なめ続けると水がほしくなりそうで、全体的に濃い感じがしました。
非常災害用は甘さ控えめといった感じでにおいもほとんどしませんでした。
災害時になめていても水分が欲しくなりにくく、貴重な水を減らすことがなさそうです。
白缶は緑缶と非常災害用の間といった感じ。
赤缶はサクマドロップスと違う味で、とってもフルーティーな味で、飴の見た目は白っぽかったですが、粉っぽさはまったく気になりませんでした。
食べてみて、サクマドロップスとサクマ式ドロップスの味の違いはわかったのですが、非常災害用と緑缶、白缶の違いがにおいと甘さ以外わかりませんでした。


8.一粒食べてみました
奥の手

非常災害用と緑缶、白缶の違いを知るために、「サクマ製菓株式会社」さんに直接電話してみることにしました。
すると色々なことを教えてくださいました。
何でも、基本的に、緑缶、白缶、非常災害用の飴は変わらないそうです。
非常災害用は、保存期間が長いため、缶の中でくっついてしまわないような加工がしてあり、そのコーティングがあるため、緑缶などより甘みを感じ

にくいそうです。
見た目は一緒なのに、長期保存できるような加工がしてあったとはびっくりです。
また、白缶と緑缶。この2つは実は同じものらしいです。
内容量とパッケージが違うだけで後はまったく同じ。
でも匂いや甘みがまったく違いました。
不思議に思って聞いてみると意外な事実が!!
実は、今年の4月にフレーバーを変更したそうで、一部の商品が、以前とは違うフレーバーで作られているそうです。
そのため、賞味期限的に、フレーバー変更前に作られた白缶より、後に作られた緑缶のほうが甘さを感じたそうです。


9.サクマ製菓さんに電話します。
今回のまとめ

今回、初めて「サクマドロップス」と「サクマ式ドロップス」が違う会社で作られていると知り、とても驚きました。
同じサクマドロップスでも見えない工夫などがあり、味や匂いの違いも感じられとても楽しかったです。
一度食べ比べてみると楽しいかもしれません。
また、非常災害用は、小さなお子様などのために備えてみることをオススメします。


10.非常災害用サクマドロップス
商品データ
■サクマドロップス非常災害用3年保存

賞味期限:3年
(普通のサクマドロップスは1年)
重量:140g

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